再生プラスチック工場の臭気対策

 今日は福島県西郷村の再生プラスチック工場「サンケミカル株式会社様」の臭気対策についてご紹介します。

 サンケミカル様では様々な工場などから発生する廃プラスチックを集め、破砕し、熱溶解させプラスチックペレットという樹脂原料を生産しています。再生プラスチックペレットは運送用のプラスチックパレットや、園芸用品、電線の樹脂被覆に加工されて使われています。

 この廃プラスチックの熱溶解工程では樹脂が溶解するときに特有の「におい」が発生します。この「におい」は原料に含まれるスチレンやアクリルニトリルといった臭気成分で、ヒトの嫌がる臭質のため臭気苦情の原因になる可能性が高い「におい」です。

 サンケミカル様では「周辺環境を考慮した再生プラスチック工場」を目指すため、弊社へ対策依頼のご連絡をいただきました。そこで、「臭気環境アセスメントサービス」として現場へ伺い、生産工程から換気設備等を調査し、臭気も測定したところかなり高濃度の臭気が発生していることが判明いたしました。また生産されている原料を少量いただきラボにて脱臭手法の選定を実施いたしました。

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 ラボでの脱臭手法検討結果としては化学吸着剤を使用した「ケミカルフィルタ脱臭装置」が最適であることが判明したため、現場の換気風量と臭気レベルに対応した「ケミカルフィルタ脱臭装置」を納品させていただきました。

 今回は設備コスト削減のため、装置はお客様に車上渡しさせていただき、据付工事、ダクト工事、電気工事はお客様の施工会社にて行われました。設置工事が終わり、いよいよ実ガスでの脱臭効果の確認を行います。脱臭装置の入口・出口にて臭気を採取して臭気レベルを数値化します。現場での嗅覚による性能確認においては入口・出口において明確な臭気低減効果が確認されました。お客様にも採取したガスを嗅いでいただき、明確な脱臭効果を確認していただきました。

 「ケミカルフィルタ脱臭装置」は対象臭気に合わせた吸着剤を選定することで極めて高効率な脱臭を行うことが可能です。プラスチックの加熱時の臭気でお困りの場合、ぜひお声をかけていただけるようお願いいたします。 

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