有機溶剤臭気対策の救世主

ここ数週間、工場への納品関連に追われブログ更新できずごめんなさい。今回は有機溶剤臭気(VOC)対策の救世主になり得る「マストクリーナ」のお話しです。

有機溶剤臭気というのは塗装、印刷、化学工場より発生することの多い「におい」ですが、高濃度かつ小風量であれば自己燃焼するため燃焼方式の脱臭装置で処理するのが一番です。しかし低濃度・大風量になると脱臭対策の決定版はありませんでした。特に大排気風量の塗装ブースについては自燃濃度ではない低濃度臭気で排気中に塗料ミストが含まれるため、いままでは消臭剤噴霧による臭気対策が主流になっておりました。

マストクリーナ」は排気ダクト内でマイクロバブル(超微細気泡)を発生する特殊ノズルを設置して、マイクロバブルを含んだ水ミストを処理する有機溶剤ガスに気中接触させ、後段の排気ファンの羽根に当てることで、強制的にマイクロバブルを圧壊(はじけさせる)させ、その際に発生するフリーラジカルを利用して酸化分解させる装置です。熱も使わず水だけしか使わないのにどうして酸化分解できるのかが非常に不思議な装置ですが、実際に装置出口でVOC濃度測定を行うとVOCの低減効果が確認できるため、マイクロバブルのすごい効果に驚きます。

マイクロバブルの圧壊現象については様々な研究が行われているためご興味のある方は。ぜひ調べてみてください。

弊社としては「マストクリーナ」を有機溶剤臭気対策の救世主として考え、これから積極的な販売活動を推進します。

 

 

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下の写真は某自動車板金塗装工場に実際に納品された「マストクリーナ」ですが、塗装中のオーバースプレー分の塗装ミストが本装置に吸い込まれると、マイクロバブル水滴とともに装置下部水槽表面に塗料ミストがバサバサ落ちてきます。水面に浮遊した塗料ミストは、通常指で触るとネバネバと指に塗料が付着してしまいますが、マイクロバブル処理された塗料ミストは、粘着性がなくなってしまいます。これは、塗料中の溶剤成分がマイクロバブルの力で分解され、顔料のみの状態になっているからです。そのため塗料の清掃が非常に簡易になります。

また、従来、屋根に突き出た塗装ブース排気ダクトは屋根面を塗装ミストで汚してしまうものですが、「マストクリーナ」の排気ダクトの直下にはミストの堆積は見られません。このような現象からも本装置のすごさを感じることができます。

現在弊社ではデモ機の整備を含め、様々なフィールドテストを重ねデータ収集し、有機溶剤臭気でお困りの皆様に提案してまいります。

 

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